カクテル「サイドカー」、思い出話に付き合ってよ Vol.2

カクテル「サイドカー」。
第2回、レシピの話です。

美味しく作るのは難しいんだよって書いた、カクテル「サイドカー」。

レシピに秘密があります。

  • ブランデー
  • コアントロ(オレンジ・キュラソー)
  • フレッシュレモンを絞ったジュース

この素材を「2:1:1」の割合でシェーク。
この比率、カクテル作りの世界では黄金比みたいな存在です。

「お酒:甘み:酸味」=「2:1:1」です。いろんなカクテルのレシピで、同じ比率が登場します。

それだけではありません。

レモンジュース。レモン絞るだけって?

渋みやエグ味を出さずに、いいところだけ、果汁だけを絞るのは難しいんだよ。カクテル上手なバーテンダーは、フルーツの果汁を絞らせたらプロフェッショナル。右に出るものはいません。

シェークの技術。氷をシェーカーに入れて振るだけでしょって。そう簡単でもないんだよ。

シェークの目的は、混ぜる&冷やすを同時に行うんだけど、シェーカーを使うと混ざりにくいものを混ざりやすく、空気も一緒に含めることができます。やりすぎちゃうと氷が溶けてシャバシャバ。シェークが足りないと、素材がバラバラ。力加減、振り方もね。ただ振ればいいってものじゃないんです。

上手に振って、氷の細かいチップを浮かべたりとか、細かい事言い出したらいろいろあります。

オーダーを受けてから、お客さまの前で注ぐまでの一連の動作。シェーカーを振ってる姿の格好良さも大事です。おたおたバタバタ作ってちゃ、がっかりしちゃうでしょ。

カクテル「サイドカー」には、カクテルの技術の基礎がたくさん詰まっています。これが、美味しく作るのが難しいと言われる理由です。

ボクも若い頃に散々練習したよ。もう、これでもかってほど。

次回、下積み時代のお話。

~第3回に続く~