GARGERY代表、佐々木さんにお越しいただきました 前編

このごろ流行の国産ビール、BAR NASHのブログで取り扱うのも5回目です。プレミアムビール「GARGERY(ガージェリー)」。何度も話題にするのには理由があります。だって抜群に美味しいから。

お越しいただいたのは、GARGERYを製造・販売する「株式会社ビアスタイル・トゥ・ワン」代表の佐々木正幸さん。

既にGARGERYの魅力は、BAR NASH BLOGでもたっぷりお伝えしてきましたので、ビールメーカーの代表ならではの本音を聞かせていただきました。業界裏トーク満載、全3回でお届けします。

2003年、GARGERYとの衝撃的な出会い

2003年だったかな。ボクは当時、中野フランクストン勤務。佐々木さんが生樽を担いで営業に来られて、スタウトをその場で試飲して、これはウマイと大絶賛。

初めてお会いしたのは、2003年の10月でしたね。ビアスタイル21(GARGERY製造元)の発足が2002年7月です。堀川さんには、かなり初期の頃からお世話になっています。

生樽:樽詰ビール。多くの場合、いわゆる生ビール。

スタウト:黒くなるまでローストした麦芽を使用する、黒ビール。世界的に代表的な銘柄はギネス(Guinness)。通常、スタウトといえば上面発酵ビールを指すことが多いが、日本国内では特に規制がなく、ラガータイプの黒ビールでも、スタウトの名称が付けられることもある。

今でも、代表の佐々木さんが自ら、バーやレストランを歩いてまわっての営業ですか?

そうですね。基本は変わっていません。これまで延べで言えば500店以上でお取り扱い頂いた実績がありますが、全て我々が直接お伺いした飲食店さんです。生樽を背負って、その場で試飲していただくのはもちろん、美味しさをご理解いただくにはやはり、飲んでいただかないと始まらないです。

普段は我々自身で是非GARGERYを置いていただきたい飲食店さんを探していますが、堀川さんのように、GARGERYを気に入ってくださって、業界のお仲間に紹介してくださるのはとても嬉しいですね。

当時はボクも色々な知り合いに声を掛けたんですよね、すごいビールがあるぞって。バーテンダー仲間はもちろん、NASHのお客様からも大好評です。

キリンビール社員からの転身

GARGERYはもともと、キリンビールの100%出資で設立された社内ベンチャーですよね。同社の社員だった佐々木さんが社内公募で名乗りを挙げたというお話ですが…。

当時は40歳を過ぎ、何か新しいことに挑戦したいという気持ちが強くありました。その頃の市場はというと、1994年酒税法改正からの地ビールブームは既に収束し、発泡酒がますますシェアを伸ばしていました。長くビールメーカーに勤めて、ビールの本当の美味しさを知っている立場だけに、この流れはとても歯がゆい気持ちでいましたね。

例えばGARGERYブランド第一号として発売したスタウト。世界を見渡すと、このような個性派ビールがまだまだ沢山あります。個性派ビールが、日本で主流のピルスナータイプのビールを押しのけてメジャーになるとは思いませんが、もっと評価されるべきだと感じていました。

輸入ビールでは物足りない?

満足できないことが多いです。ビールの美味しさは、普通は一にも二にも鮮度が命。流通の問題や、そもそも需要が少ないことから、実際に購入して飲んでみると、鮮度が失われている。要するにコンディションが悪くて本来の美味しさが失われていることが多いです。これでは、個性派ビールの魅力が伝わらないのも無理のないことですね。

中編「酒屋さんで買えない理由」へ続きます…