「ガージェリー」を知らずに、国産ビールは語れない

ガージェリー(Gargery)、上面発酵の国産ビールです。

オレンジが印象的なロゴマーク。
バーで見かけたことがある方もいらっしゃると思います。

ガージェリーのロゴ

ビールはボクも、もちろん大好き。近頃は角ハイが盛りあがっていますが、とりあえずビール党の方もまだまだ沢山。ごくごく飲めるピルスナーも良いですが、ゆっったり味わう上面発酵のビールも素敵です。今日は、「地ビール」と「ガージェリー」のお話をします。

地ビールの歴史と酒税法改正

国産地ビールの歴史は、1994年4月の酒税法改正まで遡ります。それまで、ビール会社は年間2000キロリットルの製造量を最低ラインと定められていましたが、このラインは60キロリットルまで規制緩和されました。この結果、全国各地に小規模のビール製造業者が急増します。

一時の地ビール・ブームが去ると、競争力の乏しい小規模な地ビール会社は苦境に転じました。発泡酒・第3のビールの攻勢が主な原因とされています。

そもそも地ビールのスタイルは、これまで日本人が親しんだビール文化とは大きく異なるもので、新たな飲み手を開拓出来なかったことも要因の一つです。

ガージェリー、こだわりぬいたブランディング戦略

2002年、ボクが勤めていたバーに、ある方が訪れました。佐々木正幸氏。同年創業、株式会社ビアスタイル・トゥ・ワンの代表です。佐々木氏は、自らの手で新たな国産ビールの世界を開拓し、その製品を置いてもらうに相応しいお店を足でまわって探していました。

商品名は「ガージェリー(GARGERY)」。試飲して一口で、惚れ込みました。以来、ボクと佐々木氏の交友関係は今でも続いています。

ガージェリー23

ガージェリーのブランディングは、詳細こそ触れられませんが、決して薄利多売を行なわない、本当に価値を認めていただけるお客様の元へ届けたいという信念があります。このため、製造から流通まで、ビールの鮮度を重視する生産管理はもちろん、同一地域に卸す飲食店も、あえて数を絞り厳選しています。

2010年現在、実際に飲むことが出来るのは、関東のお店が主でしたが、少しづつ全国に向けて展開しているようです。

ガージェリー取扱店

ガージェリー、味わいと特徴

豊かな香りと濃厚な味わいは、上面発酵ビールならでは。より長い時間を経て熟成されたガージェリーは、静かな、落ち着いた時間に相応しいゆったりとしたビールです。

印象的なリュトン・グラス。その昔、動物の角をくりぬいたものでビールを飲まれていたことに由来し、デザインされています。

ガージェリーのリュトン・グラス

また、ガージェリーは鍛冶職人の意味。ケルト神話の鍛冶神であり、ビール醸造の名人「ゴブヌ」をシンボルとしています。

ガージェリーの味について、ここで多くは語りません。
続きはぜひ、BAR NASHでお楽しみください。

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