カクテル&映画「ゴッドファーザー」

ボクの大好きな映画の一つ。「ゴッドファーザー」という有名な映画があります。

「ゴッドファーザー」という、ウイスキーベースのカクテルもあります。

2つは切っても切り離せない関係。なんせ、映画にちなんでレシピが作られたカクテルだから。映画の劇中にこのカクテルは登場しません。

レシピはね、

  • ウイスキー
  • アマレット

イタリアン・マフィアを描いた映画だから、イタリア生まれの「アマレット」というリキュールを使います。杏仁豆腐でおなじみの杏仁(アンズの種の中身)を使った甘いリキュール。

味は静謐、重厚。深く穏やかな甘み。深く腰掛けてゆったり楽しんでください。仕上げの一杯にオススメです。シンプルなレシピだから、ウイスキーの選択で遊べるね。比較的どっしりとしたカクテルです。

バリエーションも色々あるよ。例えば、

  • ウォッカ&アマレットで「ゴッドマザー」
  • ブランデー&アマレットで「フレンチ・コネクション」、これも映画が由来のカクテル
  • アマレット、じゃなくウイスキー&ドランブイだと「ラスティ・ネイル」

……

今日の話はこっちが本題。映画「ゴッドファーザー」。
3部作なんだけど、今回はパート1の話です。

観終わって「あ~面白かった!」って映画じゃないです。
スカッとするアクションシーン、ラブコメ、お涙頂戴、そんなのないよ。
とにかく重い話で疲れます。3時間もあるし。それでも何度も観てしまうのは、

  • ストーリー
  • 絵作り
  • 芝居
  • 音楽

もう完璧なんだから。

マフィアのお話だから、やっていることの大概は犯罪行為なんだけれど、テーマは家族愛です。家族の幸せを守ろうとして、家族が壊れてしまう皮肉なストーリー。

あんまり書きすぎると観てない方にネタバレしちゃうから、ボクにとって印象が深いポイントをかいつまんで書きます。事前知識ナシ、まっさら頭で観たいという方は、続きは映画を観た後に読んでね。

……

パートⅠの時代は第二次世界大戦直後。ニューヨークで暗躍するコルレオーネファミリーのヴィトはイタリア移民一世。

日本の任侠の世界も一緒で、昔は血縁関係と同等、時としてそれ以上に意味を持つ関係が存在しました。ゴッドファーザーの世界、カトリック教徒、とりわけイタリア人社会の中で、名付け親(ゴッドファーザー)は実の両親に並ぶ絶対的な存在。ボクもイタリア人じゃないから、本当のところはわかんないけどね。

上の写真は、ヴィト(コルレオーネ・ファミリーのドン)役のマーロン・ブランド。素行の悪さから映画界で厄介者扱いされていたこの役者は、ヴィトの配役を獲得するために必死で役作りをして、出演料ゼロ、映画が売れたら興行収入の数パーセントを報酬にもらう、という契約だったそうです。一作目がヒットしたことで、二作目は条件を吹っ掛けて、結局ロバート・デ・ニーロが代わりに出演したんだけども。

映画が始まって最初に映るのは、ヴィトに頼み事をしに来た、静かに暮らしたい市民のボナセーラ。マフィアと関係なんて持ちたくないけど、そうせざるを得ない事情を抱えてやってくる。

映画の中での最初の台詞は、ボナセーラの「アメリカは良い国です(I believe in America.)」。2度目以降に観ると、グッと来ます。ボナセーラの家業は、後に物語の中でわかるから書きません。

画面にオレンジが出てくるシーンは、場面が大きく動きます。注目。

低予算で撮った映画だから、絵的に派手な部分は少ないです。それでも、物語を見失わせないような工夫がいろんな所に見られます。監督したコッポラは、当時なんと30代前半。

タリア・シャイア(映画「ロッキー」シリーズではエイドリアン、ロッキーの嫁さん)のキレっぷりもすごいね。

前回のブログに書いたフランク・シナトラの話。ジョニーという登場人物がそれです。イタリア系アメリカン人の歌手・俳優。名付け親(ゴッドファーザー)はヴィト。ヴィトの力を借りて芸能界で成功して、落ちぶれちゃって、また助けを乞いに現れる。「ヤツが決して断れない申し出」をして、ジョニーの窮地を救います。

最後の洗礼のシーンはもうすごいよ。

……

書き出したらキリないです。
パートⅡの話はまた今度!