カクテルの王様、マティーニ

マティーニはジンベースのカクテルです。通称、カクテルの王様。

ベースのジンは、何を使うか・・・
ベルモットは何を使うか・・・
ドライか、ミディアムか、スイートか・・・
オリーブは・・・
レモンをピールしたり、オレンジ・ビターズを加えるレシピも

語り尽くせないほどのレシピやエピソードが存在します。飲み手にとってもバーテンダーにとっても、こだわり多きカクテル。ボク自身も、おそらく一晩では語りつくせません。


よりドライ(辛口)なマティーニを求めるお客様も多くいらっしゃいます。ドライ・マティーニを追求した、こんな逸話もあるほど。

イギリスの首相を務めたウィンストン・チャーチルもマティーニ、特に辛口のエクストラ・ドライ・マティーニを好んだと言われる。ベルモットを口に含んだ執事に息を吐き掛けさせ(執事にベルモットと言わせたとの説も)、「ベルモットの香りがするジン」を好んだという話や、ベルモットの瓶を横目で眺めながら(正視すると「甘すぎる」らしい)(ベルモットが当時戦争相手だったイタリア生まれの酒だから、という説もある。)ジンを飲んだという逸話が伝えられている。
Wikipedia マティーニ

また、マティーニは、バーテンダーの力量を測るのに相応しいカクテルの一つとも言えます。

「マティーニください」とオーダーをいただいたら

お客様から「マティーニください」とオーダーをいただいたなら、バーテンダーにとってはとても光栄なこと。良い意味で緊張が走るとともに、非常に力がみなぎってきます。

おおよそのバーテンダーは、ベースのジンを何にするか、ドライか甘めか、質問をするでしょう。もしお客様のご指定がなければ・・・。

マティーニは、飲み手やバーテンダーの好みによってレシピが千差万別なカクテルです。特に指定もなくオーダーされたということはつまり、そのバーテンダーがベストと考えるマティーニを求められているという意味に等しいです。

BAR NASHでは、もちろん食前や食後、お客様のお酒の強さも考慮しますが、多くの場合は王道で勝負します。

  • ゴードン 45 or 40ml
  • ノイリープラット 15 or 20ml

バーテンダーの腕の見せ所。勝負の一杯、渾身の一杯です。

noillyprat

マティーニ、本来は食前酒です

一般的に、ジンは食前酒とされています。スッキリとした味わいは味覚を損なわせることなく、適度に高いアルコールは胃を刺激して、食欲を高めてくれます。

マティーニは、辛さ・甘さで大別すると3種に分類できます。

  • スイート・マティーニ
  • ミディアム・マティーニ
  • ドライ・マティーニ

詳しいレシピは割愛しますが、基本的にはジンとベルモットの割合が異なると考えてください。ミディアムは、
ジン:ドライ・ベルモット=40~45ml:20~15ml
これに対し、辛口に作る場合は、
ジン:ドライ・ベルモット=50:10ml

ドライ・マティーニはジンの分量が多く、非常に効きます。よほどの飲み手でない限り、空きっ腹に飲むと酔っぱらってしまいます。笑

一方のスイート・マティーニ。スイート・ベルモットを使用します。ミディアム、ドライ・マティーニの味わいとはまるっきり別物になります。

ボンベイ・サファイアを使ったマティーニ

ジンの中でも人気の高い、ボンベイ・サファイア。なんと言っても香りが特徴的です。親会社のバカルディでは、ボンベイ・サファイアを使ったマティーニのPRに力を入れていて、毎年マティーニ・グラスのデザイン・コンペティションを開催しているほど。

BAR NASHでボンベイ・サファイアのマティーニをお作りするなら、こんなレシピはいかがでしょう。ベルモットは、ドラン社のシャンベリーを使います。フランスで唯一、AOC格付けがあるベルモットとしても有名です。

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