強いお酒は酔いやすいと思っているアナタへ

お酒を飲みだしたばかりの若い子達にありそうな、お酒を強い弱いで、好き嫌いの線引きをしてしまう感覚。

強いお酒は女性向きじゃないって敬遠されるのは、飲み方を知らなくて、美味しさに気づいていないだけかもね。

「好きだけど、可愛くないから人前じゃ飲みません」って方は、ハイそうですかって言うしかないけど…笑。

ボクはバーをやってる仕事柄、誰が何を好んでいたって自然なことだけど、そこんとこ世の男はどう思っているんだろうなあ。酒癖の悪さでフラレるのは、それは知りません!

hardliquor

アルコール度数が高いお酒のことを、ハードリカーって言います。

蒸留酒 ≒ ハードリカー
で大体OK。

ウイスキー、ジン、ウォッカ、テキーラ、ブランデーあたりね。蒸留酒は製法上、アルコール度数が高い酒が多いです。沸点の違いを利用して、アルコールだけを取り出してるからね。

もちろん、ビールやワインの仲間で極端に強いお酒もあります。まあ、分類の話は大雑把に考えてください。

……

強いお酒は、男性(あるいはオジサン)の飲み物ってイメージや、酔いやすいってイメージを持っている方が多い気がします。

女性が一人、ウイスキーをストレートで飲んでいたら女らしくないとか。
男性でも、「ストレートで飲むのは辛いから、ロックで」とか。

いろいろ誤解もあると思うよ。

酔いやすいって思っているなら、例えばの話、

15分、20分かけて一杯飲むとします。
ビールをグラスに一杯300ml、アルコール分5%。
ウイスキーをワンショット30ml、アルコール分40%。

容量 アルコール度 アルコール摂取量
ビール 300ml 5% 15ml
ウイスキー 30 40% 12ml

単純計算すると、ビールの方がアルコール摂取量は多くなります。
実際はこんなにシンプルじゃなくて、好み体質や慣れ、相性はあるだろうけど。

次に、飲み方の話。

今のボクら日本人の生活は、冷えた飲み物に親しみすぎちゃっていると思っています。

お昼ご飯を食べに来たり、喫茶店に入ったりして、お冷をもらうのが当たり前。よく冷えていない、ぬるい水だと「なんだかな~」って思っちゃう。

要するに、常温の飲み物を飲む機会が少ないんです。冷えていると口当たりがいいし、時間が経てばぬるくなるから、ゴクゴク飲んじゃう。

ウイスキーならショットで30ml。量だけで言えば、一口で飲めちゃう。時間をかけて少しずつ飲むのに慣れないんだよ。

ゆっくり、少しだけ口に含んで、すぐに飲み下さずに。口の中全体で香りを立てて、飲み口から後の余韻まで楽しんで。

チェイサーの水も、できれば冷えすぎていないほうが、お酒の味と香りを存分に楽しめます。口の中が冷えると感覚が鈍るし、温度が下がると香りも立ちにくくなるから。

……

強いお酒も飲みなよ~とか、ウイスキーの飲み方はストレートが最高とか、そういう話じゃないよ。

お酒は嗜好品だから、気に入ったものを好きなように飲む、それで正解です。

ただ、飲まず嫌いでいるなら、騙されたって気持ちで一度試してみるといいかもね!