山崎オーナーズカスク

9月ですね、今月NASHはオープンして半年。写真はオープン時にお客さまからプレゼントでいただいた、山崎蒸留所のオーナーズカスクです。

今月はショット¥1300でお出ししようか。

どちらも熟成期間は12年程度。良い機会だから、シングルカスクについて色々説明するよ。

ウイスキーの分類

ウイスキーの分類を説明するには、産地と原材料の2パターンを押さえればOKです。

モルト・ウイスキー 大麦麦芽(モルト)のみ
ピュアモルト/ヴァッテド・ウイスキー 数種類のモルト・ウイスキーをブレンドしたもの
ブレンデッド・ウイスキー 数種類のモルト・ウイスキーにグレーンウイスキーをブレンドしたもの
グレーン・ウイスキー トウモロコシを中心に、ライ麦、小麦など色々
ライ・ウイスキー ライ麦を主原料とする
アメリカン/バーボン・ウイスキー トウモロコシを主原料とする。熟成には、内側を焦がした樽を用いる
コーン・ウイスキー アメリカン/バーボン・ウイスキーの内、トウモロコシの使用比率が80%を越えるもの

グレーン・ウイスキーは特徴が無いのが特徴。主にブレンデッド・ウイスキー用に生産されます。モルトの良さを引き立てつつ、丸く飲みやすくしてくれる名脇役。稀にグレーンのみでボトリング(瓶詰め)して販売しているケースもあります。

産地別では、

  • スコッチ
  • アイリッシュ
  • アメリカン
  • カナディアン
  • ジャパニーズ

が有名。もちろん、その他の国でも生産してます。近頃はインドの名前もよく聞くね。

シングルカスクってなんだ

通常、シングルモルトとして販売されている物でも、品質調整のために複数の樽からブレンドするわけなのです。同じ蒸留所のモルトウイスキーでも、樽の個性や保管場所によって微妙に味わい・香りが異なってしまう。

カスクは、樽の意味。シングルカスクとは、ひと樽のモルト・ウイスキーだけをボトリングしましたよ、という意味です。シングルカスクの場合は、加水しないことも多い。この場合、カスク・ストレングスという表記が入ったりします。樽の中のウイスキー、アルコールは大体60~70度。一般販売用に、多くは40度まで加水するんだよ。

今回の山崎オーナーズカスクは、オフィシャルのシングルカスクだね。

オフィシャルとボトラーズ

ウイスキー専門店と、街の酒屋のウイスキー棚を見比べると、品数もそうだけど、圧倒的に専門店の方が見なれないラベルばかり…ということがあります。

特にスコッチ・ウイスキーでは、同じシングルモルトでも、オフィシャル物とボトラーズ物という区分があります。

オフィシャル物は、蒸留所が販売まで手がけるケース。ラフロイグ蒸留所がラフロイグを売る場合はオフィシャル。街の酒屋で買うことができます。

ボトラーズは、自前の蒸留所を所有していません。酒を買い付けて、好きなように熟成させたり。だから、例えばラフロイグ10年でも、オフィシャルとボトラーズでは味が違う。流通量が少なく、日本では専門店で買うしかありません。

熟成樽も色々

ちょっと写真が小さいかも知れないけれど、左のボトルは「Hogshead」、右は「Barrel」の表記が入っています。

これは樽のサイズを示しています。大きい順に、

  • バット
  • ホッグスヘッド
  • バレル
  • クォーター

他にも色々。

樽の材質はもちろん、前に何の酒を寝かせていたかによってもウイスキーの味は変化します。シェリーだったりバーボンだったり。この辺の話は、また日を改めて。

山崎オーナーズカスク、通常のボトルとはもちろん味が違います。個性がより際立っているという説明がいいかな。試しにおいで。

* 本日のユタカ

もう10年近くの付き合いになる、波乗り仲間であり、飲み仲間である友人が、新しい一歩を歩む事になったと報告しに来てくれました。

頑張ったね!応援してます。なんだか、励ますつもりが、逆に励まされちゃったりして…お恥ずかしい。皆様のお力添えがあって生きてる事、改めて気付かせてくれた一日でした。