ラスティ・ネイル、ラフロイグを使ってみませんか?

BAR NASHのブログに頻繁に登場するモルトの一つ「ラフロイグ」。
オフィシャルのラフロイグ10年は、大好きなお酒のひとつです。

「ラフロイグ」との出会いは、ボクが初めて訪れたバー「中野フランクストン」でした。お酒の魅力にすっかりはまってしまい、バイト代を握りしめて、たった一杯の酒を求めて「フランクストン」に足繁く通っていた頃。フランクストンのオーナー橋本氏に教わった、初めて経験するシングルモルトでした。

ラフロイグと初めて出会った頃のエピソード

当時の「ラフロイグ」、アルコール度数は43度。現在流通しているボトルは40度で、今よりも味わいが濃かったように記憶しています。もちろん、現行のボトルも十分に美味しい。毎年安定した製品を供給できる体制はさすが、アイラでも有数のラフロイグ蒸留所。企業努力の賜です。

ラフロイグ、柑橘系に良く合うんです

シングルモルト・ウイスキーの中でも、「ラフロイグ」の持つ個性は別格です。その味は、薬品やら消毒液やら海藻やら、正露丸に例える方もいらっしゃいます。好き嫌いがはっきりと分かれる酒であり、その突出した個性が魅力でもあります。

個人的には、初めて飲む人間にとって味覚の常識の斜め上を突き抜ける「ラフロイグ」の味わいを、享楽的と表現したい。

「ラフロイグ」の飲み方は、何も加えずストレートで飲むのはもちろんですが、この強すぎる個性が苦手であったり、強いお酒が苦手な方にもお薦めの2杯を紹介します。

一つ目は、以前紹介した「ラフロイグ・トニック」。「ラフロイグ」の持つ個性はそのままに、トニックウォーターで薄められるので、幾分飲みやすくなります。

二つ目は、「ラフロイグ」をベースにしたカクテル「ラスティ・ネイル」。一般的に、ベースは「タリスカー」を使用するのが正統とされています。

Bar NASHのレシピは、ドランブイを少なめに、オレンジを軽くピールします。「ラフロイグ」は柑橘類を使った甘みに良く合うんです。

ラスティネイルのベースはタリスカーが正統

ラスティネイルの一般的なレシピは、

  • ウイスキー 45ml
  • ドランブイ 15ml

割合は、ベースとなるウイスキーの選択や好みで変化します。ロックグラスに直接ビルド。

バーでオーダーした際、特にベースを指定しない場合は「タリスカー」を使うバーテンダーが多いです。なぜならば、「ドランブイ」と「タリスカー」、どちらもスコットランドはスカイ島で生産されているから。

「ドランブイ」はモルト・ウイスキーを主体に、蜂蜜やハーブ・スパイス類から作られる、甘く複雑な味わいを持つリキュールです。生産地は、スコットランドのスカイ島。

同じくスカイ島に存在する唯一の蒸留所、「タリスカー」。「ドランブイ」に使用されるモルト・ウイスキーは「タリスカー」だというのが通説です。「ラスティ・ネイル」のベースに「タリスカー」を使うのが正統とする流れは、このような背景があります。

タリスカー

お酒の飲み方は、もっと自由だ

シングルモルトに加えて良いのは水だけ、という意見があります。これはある意味で正しく、一方で少し残念に感じます。

シングルモルトの原材料は大麦のみ。このモルト・ウイスキーと、グレーン・ウイスキーをブレンドしたのが、ブレンデッド・ウイスキー。グレーン・ウイスキーはトウモロコシを中心に、小麦、ライ麦など、大麦以外の穀物を原材料に作られます。

大麦だけで作られるシングルモルト・ウイスキー。地域や製法により、特徴は蒸留所ごとに大きく異なります。こうした個性を純粋に楽しむのであれば、ストレートでそのまま舐めるか、あるいは加水するのが最良の選択です。

一方で、モルトの持つ個性を何か別の切り口から見出したい、新しい魅力を引き出したいと思う気持ちも正直。

たまにはカクテルのベースにしたって、良いじゃないですか。

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