マデイラ・ワイン – 世界三大酒精強化ワイン

大西洋・モロッコ沖合にあるマデイラ島産・ポルトガルの酒精強化ワイン。ポルトガル代表のサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウドがこの島の出身です。

別名、錆びたワインとも呼ばれてるらしいよ…。個人的な意見としては雰囲気は、シェリーとポートの中間って感じです。もちろん物によりけりだけどね。

日本では料理酒としてはよく紹介されているけど、れっきとした世界三大酒精強化ワイン(他にはシェリー・ポート)の一つで欧米ではとても需要のあるワインです。

100年モノも珍しくない…しかも美味い!

酒精強化の製造工程として、グレープスピリッツ(ブランデーなど)を添加した後、澱引きをし、その後は樽なり何なり~で熟成。

ワイン作りの醸造工程を簡単に説明すると、ぶどう果汁の糖をアルコールに変える。この途中で酒精強化、要するに他所からアルコールを加えてやると糖の分解が止るんです。従ってマデイラワインは、糖が残った甘みのあるお酒になります。

さらに…普通は澱引きした後のワインには熱を加えないんだけど、マデイラはエストゥファージン(加熱熟成法)を約90日~180日程行います。最低熟成年数は3年、最近の事情はちょっとわかんないけど。常温で長期保存が効くのはこの影響もあるんだろうな。

マデイラワインの歴史と保存性の特徴

15世紀頃からマデイラ島は海運の中継拠点として栄えていて、ワインは主な輸出品。当時は冷蔵設備もないし輸送期間も長かったから、普通のワインでは過酷な環境に耐えきれないんです。酒精強化も加熱熟成法も、長期保存と品質安定の知恵だね。

さて、当店では今回は比較しやすい物としてこの4本を仕入れました。

  • バーベイトのセルシアル(辛口)
  • ヴェルデーリョ(中辛口)
  • マルヴァジア(甘口)
  • ジャスティーノのボアル(中甘口)

全部10年。次回はまた違う物を仕入れようかな。